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高齢者には普通に見られる白内障について。
どのようなもので、どのように対処したらいいのか簡単に解説してみました。
30台以降の成人に見られる緑内障。ほおって置くとこわい病気です。簡単に解説しています。
瞳の奥に位置し、通常のカメラのレンズの部分に相当します。英語では”lens”と言います。
虹彩(茶目の部分)の後方にあるリング状の毛様筋という筋肉から細い繊維(チン氏帯)でつるされた状態にあります。
水晶体は水晶体嚢という透明な被膜の中に水晶体の内容物が詰まっています。水晶体は66%の水と33%のたんぱく質、その他のイオン群で構成されています。
構造的には水晶体嚢の前の部分(前嚢)のすぐ内面に水晶体上皮細胞がならび、水晶体の中央には水晶体核とよばれる部分があり、その間に層状に詰まっている水晶体繊維細胞からなります。通常の体の組織ではたんぱく質は脱落や食作用で常に新しいたんぱく質に置き換わっていますが、水晶体組織では古い繊維細胞(たんぱく質)は水晶体核部に押し込められていき、一生にわたり成長しつづけます。
水晶体には弾力があり、近くを見ようとする時には、毛様筋が収縮すると水晶体周囲のリングが小さくなりチン氏帯の引っ張りが弱くなるため、水晶体は厚くなり近方に焦点を合わせることが出来ます。この機能を調節と呼んでいます。
逆に、遠くを見るときは毛様筋が弛緩しで水晶体が薄くなって焦点をあわせます。
白内障とは、水晶体の濁った状態を言います。
水晶体の核部が茶色く硬く変質していくタイプの白内障や、様々な要因で水晶体の代謝機能に異常をきたし、水晶体構成たんぱく質の配列が乱れることで水晶体皮質に混濁をきたすタイプなどがあります。
白内障の原因としていろいろなことが考えられています。
加齢、アミノ酸やビタミン欠乏などの栄養障害、糖尿病、紫外線やX線、赤外線、外傷などの物理的障害、遺伝、環境因子(風疹症候群、子宮内感染)、ブドウ膜炎や網膜剥離に伴うものなどです。
白内障の治療
その進行を抑えるという目的で作られ厚生労働省で認可を受けている点眼剤や、内服薬、症状の緩和する漢方薬がよく処方されています。いずれも、白内障の進行と完全に抑えることは不可能な様で、視力障害が強くなり、生活上に支障をきたすようになれば、白内障手術が必要となります。
白内障の手術の目的は、濁った水晶体を除去することですが、水晶体がなくなると通常強い遠視になりますので、何らかの方法で視力矯正が必要となります。最近では人工レンズの挿入を同時に行い、術後視力矯正がし易いようにすることが普通になっています。(人工レンズの挿入が不可能な場合には、コンタクトレンズか眼鏡による矯正となります。)
白内障手術の方法
- 水晶体嚢の中にある白内障の皮質、核を除去するために、まず、角膜の周辺より切開を入れ、針を使って水晶体嚢の前面を丸く円形に切除します。
- ついで、白内障本体の除去にかかりますが、約3mm程度の太さの器具を目の中に挿入して濁った水晶体を超音波で潰しつつ吸引していきます。これを、超音波水晶体乳化吸引術と呼びます。非常に進んだ白内障の場合には、水晶体嚢を残して中身をそのまま摘出する方法をとる場合もあります。(水晶体嚢外摘出術とよびます。)
- 水晶体が摘出されると、今度は眼内レンズの挿入になります。眼内レンズはPMMAという高分子化合物で出来ているものや、アクリルやシリコンという材質で出来たものなどがあります。傷口の大きさは術式や眼内レンズの種類によって違うことになります。術後の見え方についてはレンズによる差は特にありません。
手術時間は超音波乳化吸引術では15〜20分程度、水晶体嚢外摘出術で30分程度が一般的です。(患者さんの眼の状態、医師の技量によって差はあると思われます。)
外来手術か入院での手術か。
白内障の状態、全身的な病気の有無、患者さんの環境的条件等を考慮して選択することになります。それぞれ一長一短がありどちらがよいとは一概にはいえません。白内障の状態や全身状態を考慮して担当医にアドバイスをもらうことが一番かと思います。
網膜に映る光刺激を脳に伝えるための視神経が、徐々に死滅していく疾患です。このため、障害を受けた神経線維が接続する網膜の感度が落ちていき、進行するとこの部位が見えなくなるため、いわゆる視野障害が出現することになります。視神経は中枢神経に分類され、末梢神経のように再生は不可能ですので、早く発見して治療を開始することが重要です。視野障害は初期の段階では、自覚出来ません。
また、進行が非常にゆっくりしているため、進行していても気がつかないでいる場合があります。
診断には、眼圧検査、眼底検査、視野検査等の眼科検査が必要です。検診や他の病気で眼科を受診した時などで偶然発見される場合があります。
緑内障の治療としては、眼圧を低く保つことが唯一の方法とされています。


